インデックス投資とは

投資のイメージ インデックス投資

インデックス投資とは、コストの低いインデックスファンドをコツコツ購入し保有し続けるというものです。

これ以外には何もしなくていいのです。簡単ですね。

少し難しい言い方をすると、広範な株式市場のインデックス(株価指数)に連動する投資信託(インデックスファンド)を低いコストで購入し保有し続けることで、株式市場の公平な分け前(市場平均のリターン)を確実に獲得する投資法ということになります。

では、1つづつ見ていきましょう。

インデックス(株価指数)とは

インデックスとは、市場の値動きを表す指標のことです。

有名なものだと日本の日経平均株価や TOPIX(東証株価指数) 、米国のダウ平均やS&P500などがあります。日経平均株価は225銘柄、 TOPIX は東証1部に上場されている全ての銘柄で構成され、ダウ平均は40銘柄、S&P500は500銘柄で構成されています。

インデックスファンドとは

インデックスファンドとは、対象となるインデックスに連動した値動きをするように組成された投資信託のことです。その仕組みは非常にシンプルで、対象となるインデックスを構成する銘柄のウェイトと同じ割合で株式を組み入れて保有するというものです。

インデックス投資の基本となる考え方

「干し草の山から針を見つけようとするな、干し草ごと買え」という有名な格言がありますが、これがインデックス投資の基本となる考え方です。

何千という銘柄の中から値上がりしそうな銘柄を見つけようとすること(銘柄選択)はせず、すべての銘柄すなわち市場丸ごとを買えばよいということです。市場丸ごとを買っていれば、当然市場平均のリターンを確実に獲得することができます。

皆さんはこんなことを考えたことはないでしょうか?競馬を予想するとき、どの馬が勝つかわからないのであれば全部の馬を買えばいいじゃないかと。確かにこうすれば必ず当たり馬券を獲得することが出来ます。しかしこの方法を続けていくと必ずお金は減っていきます。それは競馬では、掛け金の総額から主催者の取り分が差し聞かれて残りが払い戻し金となるため、参加者全体でみると収支は必ずマイナス(=マイナスサムゲーム)になるからです。 

一方株式市場はどうでしょう。株式市場においては構成する企業が新たな価値を作り出し、市場全体が成長するため、長期的に見ると参加者全体の収支がプラス(=プラスサムゲーム)になります。従って市場のすべての銘柄を買うというやり方が成立するのです。    

インデックス投資に対する批判

インデックス投資は市場平均のリターンを確実に獲得する投資法といいましたが、それに対して 「最初から平均点を狙うなんて情けない 」「平凡で満足する奴の気が知れない」など批判されることもあります。 ジョン・C・ボーグル が世界で最初の個人向けインデックスファンドを販売した際も、「ボーグルの愚行」と揶揄されました。では、なぜそれでもインデックス投資を推すのかそれについて、次の記事で書きたいと思います。

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